翻訳と秋の茄子

ことわざの様なものを翻訳するのは大変骨の折れる作業です。

日本の諺に「秋茄子は嫁に食わすな」と言うことわざがありますが、これは、意味合い的には、秋茄子の様な美味しい物を、嫁に食わせたのでは勿体無いと言った、姑の嫁いびりの意味になりますが、これを直訳すると「Do not allow the bride to eat about the eggplant in autumn.」と言った様な言葉になります。

しかし、この様なことわざは、そう単純な翻訳をしてはいけません。

まず、このことわざの背景として、日本の伝統とも言える姑の嫁いびりがなければ成り立ちませんし、秋茄子が上手いものと言う事が、海外の人間に理解出来るかにも疑問が残りますので、直訳しただけでは、全く今を持たず、ただ、「嫁に秋の茄子を食べさせてはいけない」と誤認されてしまうことでしょう。

英語などにも、ことわざは沢山あるので、探せば同様な意味合いをもつことわざも見つかるかもしれませんし、もしも、ないのであれば、ことわざにこだわらずに、意味を直接的に翻訳するのもありかもしれません。

もともと、ことわざと言うものは語呂なども良いために使われているので、翻訳会社や翻訳者は、ことわざを翻訳する際には、ことわざである事にこだわる必要はない事が言えると思います。

翻訳とプリン

英語のことわざに「Pudding rather than praise.」と言ったものがあります。

これは、日本名で言うと「賞賛よりもプディング」と言った意味がありますが、日本の言葉からすると、「花より団子」の様なもので、賞賛よりもプリンの方が良いと言った意味にとりがちですが、厳密に言うと微妙にニュアンスが違ってきます。

もともとプリンとは贅沢な菓子ではない事も含め、この場合は、賞賛にはプリンほどの価値もないと言ったニュアンスになるのです。

しかし、翻訳会社や翻訳者が、「Pudding rather than praise.」と言う表現を翻訳する際は、「花より団子」と翻訳しても問題はないと思います。

この様に、国が違っても、意味合いが同じようなことわざは存在している場合がありますし、日常的に普通に使っていても、実は、もとの語源は海外のことわざも多数存在していて、「全ての道はローマに通ず」などは、ローマとある様に海外のことわざであり、英語だと「All roads lead to Rome.」の様に表現しますし、されに、「Strike while the iron is hot.」は、日本のことわざですと、「鉄は熱いうちに叩け」になります。

この様に、共通していることわざなどは、翻訳会社や翻訳者が頭をひねらす必要もなく、そのまま翻訳出来る難易度の低い翻訳と言って良いと思います。